白内障とは?
白内障とは、目の中でレンズの役割を果たしている水晶体が白く濁ってしまい、視界がかすむ・ぼやける・まぶしく感じるなどの症状が現れる病気です。加齢による変化が主な要因とされています。見え方の変化に気づいた際には、できるだけ早めに当院までご相談ください。
白内障の原因
加齢性白内障
最も一般的な白内障のタイプで、加齢とともに自然に発症するものです。個人差はあるものの、多くの方が年齢とともに水晶体の濁りを生じるため、誰にでも起こり得る病気といえます。
先天性白内障
出生時あるいは出生直後から見られる白内障で、遺伝的な体質や胎内感染など、発症に至る背景は様々です。
若年性白内障
10代から30代という若い年代で発症するタイプで、外傷やぶどう膜炎、アトピー性皮膚炎、さらには糖尿病などの全身疾患に伴って現れることがあります。
その他の白内障
長期間にわたってステロイド剤を使用している場合など、薬剤の影響によっても白内障を発症することがあります。
白内障の症状・見え方は?
白内障が進行し始めると、日常生活で次のような症状を自覚することが増えていきます。
- 人物や物の輪郭がぼんやり見える
- 日光や蛍光灯、夜間の対向車のライトなどがいつも以上にまぶしく感じられる
- 暗い部屋や夜間の視野が一段と見えづらくなる
- 風景全体が白っぽく、または靄がかかったように見える
- 左右の目で見え方に差が生じる
- ピントが合いにくく、視界がぼやけたり物が二重・三重に重なって見える
- 眼鏡を新しくしても視力が安定せず、すぐに合わなくなる
- 前触れなく視力が急激に落ちることがある
白内障は何歳から起こる?50代では半分以上が白内障?!
白内障は加齢とともに誰にでも起こり得る病気であり、発症リスクは年齢とともに高まります。統計的には、50代の段階でおよそ半数、60代では7〜8割、70代では9割近く、そして80歳を超えるとほとんどの方に何らかの症状が見られるとされています。
水晶体の濁りは加齢による自然な変化ですが、その進行には個人差があり、生活習慣や環境要因も大きく関わってきます。例えば、紫外線を多く浴びる環境で仕事に従事している方や、喫煙習慣のある方、不規則な食生活を続けている方では、比較的若い年齢でも白内障を発症することがあります。実際に、40代で症状が現れるケースも報告されています。
また、アトピー性皮膚炎や眼の外傷といった病歴、さらに家族に白内障の既往があるといった体質的な要因も発症リスクを高める要素となります。
白内障になると失明するの?
白内障そのものが直接失明を引き起こすことはほとんどありません。ただし、白内障が進行して視界が極端に悪くなると、その背後に隠れている緑内障や加齢黄斑変性症など、より重篤な病気の発見が遅れてしまうリスクが高まります。これらの病気は早期対応を怠ると視力を著しく損なう恐れがあるため、注意が必要です。
白内障は手術によって視力を回復できる病気ですが、進行すればするほど手術の難易度は上がり、術中・術後に合併症を生じる可能性も否定できません。視界の変化を感じたら、その時点で眼科を受診し、早めの診断と対策を行うことが大切です。
白内障は適切な治療により治せる病気です!
白内障は、手術を行うことで視力の回復が見込める病気です。視界がぼやけたり、物が二重に見えたりするなど、白内障に特徴的な症状が現れた場合は、早めに眼科を受診することが大切です。適切な診断と治療を受けることで、日常生活に支障をきたすような視覚障害を防ぐことができます。
白内障は予防できるの?
白内障の発症には加齢が大きく関与しますが、生活習慣の見直しによって進行を遅らせたり、リスクを下げたりすることができるとされています。
予防のためには、以下のような対策が推奨されます。
- 糖尿病などの生活習慣病を予防する健康的な生活を実践する
- ビタミンC、ベータカロテン、ルテイン、ゼアキサンチンなどを積極的に摂る
- 禁煙を心がける
- 紫外線から目を守るため、外出時はサングラスや帽子を活用する
- 外傷による眼の損傷を防ぐよう注意する
例えば、緑黄色野菜に含まれる抗酸化成分には水晶体の酸化を防ぐ働きがあり、白内障の予防に役立つと考えられています。また、喫煙や過度の飲酒といった習慣もリスク因子となるため、生活全体を見直すことが予防に繋がります。
白内障は治る病気です!気になる症状は当院までお早めにご相談を!
白内障は、進行しても手術によって視力の回復が望める病気です。手術と聞くと不安を感じる方もいらっしゃいますが、実際の白内障手術は局所麻酔(点眼または注射)で行われ、痛みはほとんどありません。処置自体も10〜20分ほどで終了し、多くの場合は日帰りで対応可能です。
重要なのは、症状に気づいた段階で早めに医療機関を受診することです。早期に対応することで手術の負担を軽減できるほか、術後の視力回復もよりスムーズに進む傾向があります。視界のかすみや見えにくさを感じたら、早めに当院へご相談ください。